11月28日(日)長野市にて、第7期「ながの視察団 AOKI咸臨丸」の第3回研修会が行われました。
前日、長野は初雪でした。
当日はぐっと気温も下がり厳しい寒さの朝でしたが、みなさん元気に集合しました。
3回目ということで、かなり打ち解けた様子で、まずは体操とチェックイン。
この体操は、CREW(研修生)の皆さんが持ち回りで行うオリジナル体操です。
その回の担当者の動きを、その場で全員が真似て体を動かします。
体操とチェックインを行うと身体も心もほぐれて、さあ研修会を行うぞ、という気持ちになります!
まずは前回の振り返り。
そして、話し合いと情報提供を行いました。
咸臨丸では毎回必ず課題図書が出されます。
では読書の効用とは何でしょうか?
様々な意見が出ました。
・知識が増えた
・新しい視点、考え方がわかった
・価値観が変わった
・感受性が高くなった、等・・・ 。
中には漢字を調べることにより、調べる力が付いたという意見もありました。
私たちが「学ぶ=変わる=成長する」ためには大きく分けて二つの方法があります。
①知識から学ぶ(書物や人の話など)
②経験から学ぶ(自分が経験したことを次のサイクルで回す)
Do(経験する)
→Look(何が起こったか見る)
→Think(どうしてそうなったから考える)
→Grow(あ、なるほど、そういう風に自分は考えていたんだ!)
→次の経験に活かす
これを意識しながら課題図書を読んでみてください!
続いては恒例の「やるっきゃない」
今日はインタビュアーになること。
あるテーマに沿って、自分から話題提供してインタビューを行います。
テーマは、「好きな歌手、俳優」や「大好きな食べ物」、
咸臨丸らしく「今、総理大臣になってやりたいこと」など多方面にわたりますが、
なんと、相手にはテーマは秘密!
それぞれが全員にインタビューを行いました。
実施後のみなさんの感想は、
・その人のことを知ることができて楽しかった
・質問をすることで相手のことを知ることができて良かった
・お題がわからないように話すことは難しかったが、一巡することで慣れてきた、等・・・。
和気あいあいと”やりきる”ことができました。
CREWのみなさん同士の距離が一段と近くなりましたね。
午後はお待ちかねの英語からスタート。
覚えていますか?前回学んだ3つのポイント。
「Voice」(声の大きさ)、「Posture」(姿勢)、「Gesture」(身振り手振り)
その成果が確認できる個人のスピーチです。
それぞれジェスチャーを交えながらはっきり、ゆっくりアクセントに気を付けながらのスピーチで、
前回に比べて、各段と上達しているのがわかりました。
選んだスピーチの内容もオバマ前大統領の広島でのスピーチや聖書の中の1節、
スティーブ・ジョブズのスピーチ等すばらしいものでした。
続いて日本の歴史のシェア、各自作成してきた日本の歴史の資料を確認しました。
各自工夫を凝らした資料です。その資料の一部をご紹介しましょう。
ところで、国とは何でしょうか?国の定義とは?
・領土
・国民
・主権
上記が国の3要素と定義されています。
そして歴史を学ぶこととは、単に暗記するのではなく、
その時の事件、出来事を、”あなたがどう考えるのか、どのようにとらえるのか、”
という自分と過去との対話に他なりません
最後は討議と情報提供です。
今日は「演繹法と帰納法」「三角ロジック」を学びました。
演繹法と帰納法とは、仮説を作り上げていく際の論理的な筋道の形式で、
マスターすれば論理的に納得性の高い話し方や文章作成ができます。
また議論や討議のコミュニケーションの際に、より正確な意思伝達が可能になる手法が三角ロジック(主張・事実・論拠)です
社会人でもマスターするのが難しいこれらのロジックですが、
咸臨丸では中学生のうちから論理的に思考する訓練を行います。
ひととおりの講義を受けた後は、練習問題の実施。
まずは個人でワークを行い、そのあとはグループ討議、そして発表を行いました。
今回も充実した内容の1日でした。
もちろん、今回も課題がたくさん出ましたが、
次回はお楽しみのクリスマス懇親会もありますね。
また来月も元気にお会いしましょう!