New!ヨーロッパ視察研修 オランダ・アイントフォーヘン編

(2024.08.29)

8月9日(金)

今日はアイントホーフェンに移動です。アイントホーフェンはオランダ南部を代表する工業都市です。そして世界的に有名な電機メーカーのフィリップス社の本社がある都市です。

聖カタリナ教会とフィリップス博物館

まず訪れた聖カタリナ教会で私たちを出迎えでくれたのは、Ludo Hofさん。Ludoさんはアイントホーフェン生まれ、お父様がフィリップス社にお勤めしていたとのこと。今日の午後、ワークショップをしていただきます。

聖カタリナ教会の内部に入ると、厳かな気分になりました。

次に向かったフィリップス博物館では、照明や医療機器などフィリップス社の製品がどのように社会に貢献してきたかを理解しました。特に電球の発明は、人々の生活を大きく変えました。その展示場の入り口では、オランダの画家ゴッホの「馬鈴薯を食べる人々」の複製が描かれ、当時の住居の暗さを表現していました。電球の発明から、様々な電化製品を開発、その変遷も博物館では見ることができました。さらに最新のAI技術も体験。過去もそしてこれからも、フィリップス社が社会に貢献する様子をしっかり学ぶことができました。

                                                           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Phoodfarm

ここは革新的なフードテック企業です。持続可能な食糧生産を目指し、都市農業と最新技術を組み合わせたソリューションを提供しています。ご説明のあとは、実際に育てている野菜の試食もさせていただきました。日本のかいわれのような野菜で、歯ごたえもありなかなか美味しかったです。


Luho Hofさん講義

Luhoさんは組織開発と協力的な環境の構築におけるトレーナーの方です。

今回の講義は、文化の違いについてホフステードの6次元モデルについての説明とディスカッションです。心理学者であるホフステードが唱える6次元モデルとは、各国民の価値観を6つの次元(ものさし)で表しています。その6つの次元とは、権力格差、個人主義/集団主義、男性性/女性性、不確実性の回避度、長期志向/短期志向、人生の楽しみ方、です。

今回は権力格差と不確実性の回避度に関して、3つのグループに分かれてディスカッションを行いました。

権力格差の指標とは、社会において権力が弱い人が、権力が不平等に分配されていることを当然のことと受け入れる度合い。日本はほぼ平均であり、アジア諸国の中では高いとのことです。グループディスカションでは、家庭ではどうなのか、学校ではどうなのか、クラブ活動ではどうなのか、を議論しました。例えば、学校での先生との関係性、クラブ活動での先輩との関係性なのです。

このモデルで各国の価値観や考え方の傾向を知ることで、グローバル環境下でのビジネスの進め方やダイバーシティ・マネジメントなどに活かすことができるのです。

最後にノスターの改善管理モデルを教えてくださいました。

Luhoさんと別れ、バスはアムステルダムに向かいました。

今日はヨーロッパ視察研修、最後の晩餐です。地元の方にお勧めいただいたレストランでディナーです。

8月9日(土)、10日(日)

今日、明日は移動のみ。アムステルダムからヘルシンキ、乗り換えで日本に向かいます。今回、フィンランド訪問はなかったのですが、ヘルシンキ空港でムーミンショップを訪れることもできました。

様々なことを経験した、今回のスウェーデン、オランダ。あっと言う間の6日間でした。お忙しい中、お時間をさいていただき、お話しをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

8月10日(日)13時50分に無事羽田に着きました。

ご自宅に着くまでが研修です。たくさんのお土産話しを、ご家族に話してくださいね。

次回研修は9月29日(日)、松本で開催です。