2008年にスタートした「ながの視察団AOKI咸臨丸」事業は、第9期を迎え、新たな一歩を踏み出しました。9月7日、長野市にて開催された結成式には、長野県内から選抜された男子6名、女子6名の計12名の第9期生が集結。緊張と期待に満ちた面持ちで、約1年半にわたる濃密な学びの旅への決意を新たにしました。
午前中はオリエンテーションが行われ、CREWメンバーとスタッフは、互いに自己紹介を交わしながら、これからのワークショップ(研修)に向けて親睦を深めました。スタッフからは、咸臨丸で大切にする「成長のための学び方」と「考え方」について説明がありました。
学びの方法として提示されたのは、以下の2点です。
how to do :知識的な学習→やり方・方法・スキル
how to be:自分への問いかけ→自分自身の行動の特徴・内面を促す学習であり、咸臨丸ではこの”how to be“を中心にワークショップを進めます。
また、咸臨丸で重視する4つの考え方は、以下の通りです。
・Proactive(能動的): 指示される前に自ら行動を起こす姿勢。
・Fail First(失敗の大切さ): 失敗を恐れず、そこから学びを得ることで成功に繋げるという考え方。
・Positive thinking(前向き): 物事を常に前向きに捉え、困難を乗り越える力。
・Uncomfortable(あえて居心地の悪い状況をつくる): 快適な状況から一歩踏み出し、新しい経験や挑戦を通じて成長する意欲。
これらの4つの考え方を羅針盤とし、第9期「ながの視察団AOKI咸臨丸」は、未来へ向けて力強く出航します。
午後の結成式では、ご来賓の皆様、AOKI財団関係者、そして第8期のOBOGや保護者の皆様をお迎えしました。
財団理事長の挨拶に続き、ご来賓の皆様からは、第9期生への温かい激励のエールが贈られました。運営スタッフによる詳細なプログラム説明の後、CREWのメンバーは、このプロジェクトにかける熱い意気込みをご来賓と保護者の皆様の前で堂々と発表。緊張の中にも、彼らの強い決意とひたむきな姿勢が伝わる、素晴らしい決意表明となりました。
さらに、第8期のOBOGからは、自身の経験に基づいた貴重な感想と温かい励ましの言葉が贈られました。先輩たちのリアルな声は、第9期のメンバーにとって、これから始まる活動への具体的なイメージと、大きな期待を与えたことでしょう。
次回は1泊2日の研修。まだまだ残暑厳しきおり、体調には十分お気をつけください。
それでは、See you again!!!